本文へスキップ
株式会社非常食研究所は非常備蓄食製造販売会社です。
株式会社非常食研究所
TEL.
072-278-7801
〒593-8302 大阪府堺市西区北条町1丁28番19号
西田東藏の世界
Corporate philosophy
1.自販機を開発する
ビジネスホテルのお客様をターゲットにし、ホテル専用自販機の開発に着手。自販機により1日に商品が何10個も売れるというものではない。2〜3%か、せいぜいで4〜5%ぐらいの宿泊客しか買わない。そこで、弁当10個を収容できるホテル室内専用の小型自販機を完成した。自販機コーナーでは大型自販機が目白押しに並べられスペースのないビジネスホテルが多いという状況でもあった。
2.『Hot!ぐるべん』を試作・製造する
前記のマーケティングリサーチをした結果、種類・味・量・価格を決めた。カレーライスが主役で、牛丼、おでん、スパゲティーなどを揃えた。なお、『HOT!ぐるべん』は「熱々のおいしい弁当」の意味。
3.販売面の努力を重ねる
ビジネスホテルへの売り込みは、なかなかスムーズにいきませんでした。最初一つのホテルへの売り込みに半年かかりました。主な理由は、第1にホテルにはレストランがあり、自販機の弁当はレストランの売り上げ減になる。第2に、夜食の必要性に対する認識がなく、粘り強い説得以外に方法がなかったからです。
4.阪神大震災が起こる
新事業の展開からのろのろしている時に起こったのが、まだ記憶に新しい平成7年の阪神大震災です。これが事業を大きく前進させるアクセルとなりました。都市のライフラインやアクセスが全て途絶えたときの食料確保の問題が急浮上しました。実は大震災の直後、私は『HOT!ぐるべん』約1200食を現地へ運びテント村に運びました。真冬の寒さで凍える被災者の方々のお喜びは想像以上でした。あるおばあちゃんは「地震でこんなあったかい弁当をいただくのは初めて。この容れ物もぬくい」と、使用済みの発熱体容器を胸に抱き締め涙をぼろぼろと流されました。「心の底から喜んでもらえた。この製品は世の中に役立つことは間違いない」と、私自身感激したことが、まるで昨日のことのようです。『HOT!ぐるべん』でいこうと、不動の決心ができあがったのは、このときだったと言えるかも知れません。
5.食品の大家に出会う
一方、大震災クラスの事故の場合、既存の非常食では役に立たないことの多い状況が明らかになりました。『HOT!ぐるべん』は、自己完結型で水も燃料も食事用具も備わったシステム製品です。この点はよいのですが、今から考えると稚拙なところもありました。米飯などは調理後、でんぷん質が老化し食用に適さなくなります。ここのところを抑えずに、発熱体でただ温めるだけの仕組みだったのです。これを指摘されたのは、農林省食品総合研究所の小林登史夫所長(当時)です。 小林先生は震災後ほどなく、備蓄食料の問題点について新聞に一文を寄せられたので、さっそく面会を申し込んだところ、快く応じていただきました。そして「今までの非常食と称しているものは非常食ではなく、長期保存食である。本当の非常食をつくらないか」とアドバイスを受けたのです。あわせて「特に弱者に対するものがない。病人、老人、乳幼児等のため、非常備蓄用のおかゆやミルクを開発したらどうか」示唆されました。
6. 新しい加工法で品質を改良する
食品加工について、小林先生からいろいろとレクチャーを受けました。米飯など、でんぷん質の老化対策としては、二つのポイントがあります。
(1)は、でんぷん質の老化を遅らせること。
(2)は、でんぷん質の若返りをはかること。
この助言のおかげで今までのやり方を根本的に変え、新しい調理システム及び加工法を確立することができました。出会いとご縁の不可思議さを感じずにはおられません。
7. 知名度が高まる
7月には、ご飯の味を大幅に改善した非常備蓄食『HOT!ぐるべん3』を完成。8月に発表。早速、大阪府茨木市から1万食を受注。その年、大阪で開催のAPEC首脳会議で警察官が屋外で食べる昼食として全面的に採用され、独占受注に成功した。これを契機に、大阪府、大阪市をはじめ多数の自治体から、非常用として備蓄されるに至った。長野五輪や皇太子殿下ご夫妻「しまなみ海道」警備用などに引き合いが相次ぎ、広く浸透しはじめ、知名度が高まりました。契約ホテル数の累計及び(増加数)の推移は次のとおりです。
平成7年 15ホテル
平成8年 35ホテル( 20)
平成9年 80ホテル( 45)
平成10年 150ホテル( 70)
平成11年 250ホテル(100)
平成14年 250ホテル(0)
最近、ビジネスホテルだけでなく一部の都市ホテルでも『HOT!ぐるべん』を採用していただけるようになりました。ホテルへの安定供給が軌道にのり、ようやく経営基盤は固まりつつあると現状判断しております。
8.非常備蓄用ミルクの開発を委託される。
阪神大震災時に既に非常用ミルクは全く役に立たず悲惨な出来事があったことは誠に残念でした。
というのは、
(1) 「哺乳びん、乳首、粉ミルク、保存水」がそれぞれ単体で別々に備蓄されていたこと。
(2) 使用できるエネルギーが全く途絶えたこと。これらの要因により対応が全くされなかったからです。
横浜市は平成8年8月、この教訓から新しい非常備蓄用ミルクの開発を、自己完結型非常食に実績のある弊社に委託されました。ちなみに、横浜市の商標は「横浜あったかミルク」その他の自治体の商標は「愛のミルク」です。
このページの先頭へ
ナビゲーション
TOP
商品紹介
トピックス
こんな時に
会社概要
会社概要
採用情報
採用情報
主要お取引先
お問い合わせ
西田東藏の世界
お問い合わせ
問い合わせ
バナースペース
サービス/製品一覧
採用情報
アクセス
株式会社 非常食研究所
〒593-8302
大阪府堺市西区北条町1丁28番19号
TEL 072-278-7801
FAX 072-278-5601